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推し活グッズを手放したら、思っていたより後悔しなかった話|オタク卒業体験記

推し活の終わりは自由の始まり

引き出しを開けると、ぎっしりと詰まったアクリルキーホルダーやぬいぐるみ。
家族に見られないように、こっそり隠していた“推しの宝箱”でした。

本当は全部大切なはずなのに、引き出しを閉めるたびに
「これ、いつまで増やし続けるんだろう…」
そんな小さなモヤモヤが積もっていきました。

かつての私は、“推し活”に手取りの1割以上を注ぐオタクでした。
けれど今では、「ミニマリストです」と名乗るようになっています。

きっとこの記事を読んでいるあなたも、
「手放したいけど、手放せない」
その狭間で立ち止まっているのではないでしょうか。

当時の私は、毎月1万円以上を推し活に使い、クローゼットの引き出し2段分がグッズで埋まっていました。
でも今、部屋には推しグッズはほとんどありません。

残っているのは、思い出……というより、
推し活にお金を使ったという“過去の事実”です。

正直に言えば、鮮明な記憶よりも、「私はあの頃、こういうお金の使い方をしていたんだ」という実感の方が強いかもしれません。

それでも、後悔はありません。
あれは、あのときの私に必要だった選択だったからです。

もしあなたが今、同じように迷っているなら、こういう選択をした人もいるんだ、と知ってもらえたら嬉しいです。

この記事では、

  • どうやって手放せたのか
  • 手放して本当に後悔しなかったのか
  • 生活やお金はどう変わったのか

を、私の実体験をもとにお話しします。

目次

推しグッズに囲まれていたあの頃

社会人になってからは、自由に使えるお金も増えました。
毎週更新される公式サイトを欠かさずチェックして、グッズを集め、次の発売日を心待ちにして――

ゲームやアニメのジャンルにのめり込み、数千時間を費やしていました。
どれも私にとって大切な“心の居場所”でした。

推し活に収入の1割以上。あの頃は“証明”だと思ってた

特にグッズをたくさん集めていたジャンルが、ポケモン(BW〜ORAS)とおそ松さん(第1期)でした。
夢中になっていた頃は、毎月必ずグッズショップに足を運び、交通費も含めると手取り収入の1割以上を推し活に費やしていました。

その出費は、私にとって“愛の証明”であり、ファンとしての存在意義そのものでした。

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推し活の入り口がゲームだったので、もちろんゲームにもたくさん時間費やしてしましたよ!

集めることで“存在意義”を感じていた

グッズを買うことで、私は「ちゃんと推してるよ」という愛を示していた気がします。
実家暮らしの当時、部屋に飾ることはできなかったけれど、買うことでつながっていた気がしたんです。

でも、部屋の引き出しはいつもパンパンで、どこかで「私、これ全部ちゃんと活かせてるのかな…」という違和感も抱えていました。

疲れと違和感が教えてくれたこと

「なんでこんなに疲れてるんだろう…?」と気づいた帰り道

ある日、イベントに参加した帰り道。
一通り買い物も終えて、満足感に包まれているはずなのに、ふと湧いてきたのは**「これ、いつまで続けるんだろう…?」**という疑問。

推し活って、本当は楽しいもののはずなのに、私はどこかで“義務感”に近い何かを感じていたのかもしれません。

YouTubeで見た“手放す生活”に惹かれて

そんな時、YouTubeで偶然出会ったのがミニマリストtakeruさんミニマリストしぶさんの動画でした。
「モノを減らすことで、心が自由になる」
そんな言葉に惹かれて、一気に動画を漁るようになりました。

その後、転職をきっかけに一人暮らしを始めることになり、引っ越し準備で荷物と向き合うタイミングがやってきました。

最初に手放したもの、残したもの

ぬいぐるみ・CD・DVDからの卒業

最初に手をつけたのは、ぬいぐるみ、CD、DVDでした。
収納場所ももうない、もうあまり飾ることも、円盤から視聴する機会がない。
今後使う機会がない、出費も増やしたくないと決心してからは、早速グッズ買取ショップに買取依頼をしました。

40万円使って、戻ってきたのは3万円

正直、「もったいない…」という気持ちはありました。
でも、「これが“自分のお金の使い方”を見直す第一歩かもしれない」と思ったら、むしろいい授業料だと感じられました。

その後、アクリルキーホルダーも中古買取ショップに買取依頼します。
残したのは、日常で使っていたクリアファイルやポーチくらい。
“使っている”ことが、自分の中で「残していい理由」になったのです。

手放す決断ができたのは、INFJらしい未来志向だったかもしれない

今思えば、私は「今の感情」よりも「未来の自分の穏やかさ」を優先するタイプだったのかもしれません。

今思えば、「今の感情」よりも「未来の自分の穏やかさ」を優先したのかもしれません。
推しへの愛が消えたわけではなく、“持っていなくても愛せる”と気づいたから、自然に手放せました。

結局、何も残らなかったけど、後悔はなかった

以前のブログでは、FF9のビビのアクションドールを「最後に残した宝物」として紹介していました。
でも今、その子も手放しました。
当時は「これだけは…!」と思っていたけれど、それすらも、“今の私”には必要なくなったんです。

私が手放す決心をした理由は、地震などの災害時に“本当に持ち出したいもの”を考えたとき、そこに含まれていなかったからです。

それに気づいたとき、「これは、心の中にちゃんと残っている」と思えて、自然と手放せました。

あれから数年。今の私とモノとの付き合い方

自分軸で選ぶ暮らしへ

モノが少ない生活は、驚くほど快適でした。
持たないことを意識していた時期もありましたが、今は「持たない」より**「意味のあるものだけを持つ」**という考え方に落ち着いています。

選び抜いたものに囲まれているから、部屋も心も散らからない。
感覚過敏な私には、それが何よりの安心材料です。

手放したあとに起きた、3つの変化

手放す前は、「なくなったら寂しい」と思っていました。
でも実際は、“なくても困らない”という事実の方が大きかったのです。

部屋を片付けるストレスがなくなった

引き出しを開けるたびに感じていた「どうしよう…」という小さな罪悪感が消えました。
モノが少ないだけで、部屋はこんなにも“安心できる場所”になるんだと初めて知りました。

“次の発売日”を気にしなくなった

以前は、公式サイトの更新日や新作情報に無意識に反応していました。
今は、それを追わなくても大丈夫になりました。
時間も、気持ちも、少し自由になった気がします。

お金の使い道を自分で選べるようになった

「今月は何を買おう」ではなく、「今月は何に使いたい?」と考えるようになりました。
投資や健康、自分の未来に関わることにお金を使えることが、思っていた以上に心を安定させてくれました。

どれも小さな変化です。
でも、その小さな変化が積み重なって、私は今の暮らしを選んでいます。

おわりに

もしあなたが「捨てたいけど捨てられない」なら
「手放したいのに、手放せない」
その気持ち、すごくよく分かります。

私も長い時間をかけて、少しずつ手放してきました。
でも、それでよかったと思っています。大事なのはスピードじゃなくて、“納得”です。

あなたがこれから「何を残したいか」を考えるきっかけになれたら嬉しいです。
そして、もし少しでも「私にもできるかも」と思ってくれたなら、それが私にとっての、最大の“推し活”かもしれません。

tsumu9

もし「なぜこんなに手放せなかったのか?」が気になる方は、行動経済学の視点から心理を分解した記事も書いています。

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この記事を書いた人

INFJの元オタクミニマリストとして、Niの視点から「感情と行動の構造」を語ります。FP3級・簿記2級・NISAの実践経験をもとに、暮らしとお金の新しい選び方をお届けします。

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