「なんでそんなに貯まるの?」
ミニマリストになってから、よく聞かれるようになった質問です。
正直に言えば、私は元々グッズやゲームにお金を使っていたタイプの人間です。
毎月何かしら「欲しいもの」があって、出費は当たり前。
でも、今はその出費がまるごと“貯蓄”に変わっています。
本記事では、「ミニマリストになると自然とお金が貯まる理由」について、
私自身の体験と、構造的な視点からお伝えしていきます。
使っていた“つもりのない”お金が減る
オタク時代の出費構造|「グッズ=固定費」の罠
私がミニマリズムを意識し始めたとき、最初に気づいたのは「出費の正体」でした。
オタクだった頃は、毎月1万円近くグッズを買っていました。
推し活に使っていたから、どれも“必要な出費”だと思っていたんです。
けれどオタクを引退し、手放したことで、それらの出費がまるごと消えました。
当然、収納もいらなくなり、収納グッズや棚にかけていたお金も不要に。
ゲームへの移行と固定費の増加|オタクマネーの第二形態
そして私は、ゲームに夢中になりました。
ゲームはコスパの良い娯楽だと感じていましたが、
オンライン対戦用の光回線や有料サブスクの料金が毎月数千円かかっていました。
それらをすべて手放した今、毎月の固定費はごっそり消えています。
実は、私がネット回線を手放す決断をしたきっかけには、ちょっとした出来事がありました。
インフルエンザで生まれた“立ち止まる時間”
インフルエンザで数日間寝込んだとき、ふと「このままでいいのかな?」と立ち止まる時間が生まれました。
ぼんやり見ていたFIRE系の動画に心を動かされ、「まずはネット回線を見直してみよう」と思ったのです。
病み上がり後すぐに、光回線を解約し、楽天モバイルに切り替えました。
ゲーム本体を手放すのはその後でしたが、あの“立ち止まらざるを得ない時間”が、暮らしを見直す最初の一歩だったように思います。
tsumu9このエピソードはこちらに詳細書いてます。


自然と消えた支出たち
たとえば、オタク時代はグッズ代に月1万円ほど使っていました。
その後オタク活動を卒業し、代わりにゲームに夢中になった時期には、ネット回線やNintendo Switch Onlineなどに月6,000円近く支出していました。
使い方は変わっても、「なんとなく使っているお金」が残っていたんです。
でも最終的に、ゲームも手放し、光回線も解約したことで、こうした出費も自然と消えていきました。
気づけば、年間で10万円以上が浮くようになっていたのです。
「節約しよう」と頑張ったわけではなく、ただ“自分にとってもう必要ない出費”を見直しただけ。
それでも、家計がぐっと軽くなっていく実感がありました。
「選ぶ基準」が変わると、無駄な出費が減る
失敗から学んだ“必要かどうか”の軸
オタク時代に、「これは買ってよかったのかな…」と後悔することが何度もありました。
そうした失敗経験を経て、私は「欲しいから買う」ではなく、
「本当に必要か?」を基準にするようになりました。
選択疲れと「買う場面」の最適化|“買わない技術”の磨き方
けれど、その基準が変わると、今度は選ぶこと自体が疲れるようになりました。
必要かどうかを吟味するたびに、頭が痛くなるような疲労感。
だからこそ、そもそも**“買う場面”を減らすこと**が、私の中での最適化に繋がったんです。
情報との距離が変わった
また、情報との距離も変わりました。
オタク活動やゲームの情報を追っていた頃は、SNSの広告にもさらされていました。
でも引退と同時にSNSアカウントを削除し、自然と広告との接触も減少。
今でもYouTube広告などは流れていますが、全く惹かれません。



これはINFJの「本質主義」やSe劣位の特性かもしれませんね
ジャムの法則と選択肢のしんどさ
選択肢が多いと人は迷い、無駄な出費につながります。
行動経済学でも、「選択肢を減らすこと」が最適化に役立つとされています。
こうした「選ばない」姿勢が身についた背景には、“選択肢が多すぎることのしんどさ”があります。
行動経済学では、「選択肢が多いと、人はかえって満足できなくなる」ことが知られています。
有名な「ジャムの法則(アイエンガーとレーパーの実験)」では、24種類のジャムよりも、6種類のジャムの方が購買率が高かったという結果があります。
これは、選択肢が多すぎると、私たちは「決めきれない」「あとで後悔しそう」という感情に疲れてしまうからです。
私自身も、オタク時代に「限定グッズ・受注生産・特典違い」などの中から選ぶ場面で、何度も頭が痛くなった経験があります。
その反動で、今は「そもそも選択肢を増やさない」という考え方に落ち着きました。
結果的に、出費も減り、日々の疲れも少なくなったのです。
お金と時間の再設計|暮らしのUXデザイン
節約ではなく“使わない設計”
私にとって、これは“節約”ではなく、“支出の再設計”だったんです。
「節約してるんですね」と言われることがありますが、実際には“我慢している”という感覚はほとんどありません。
ミニマリストの暮らしは、“何かを削る”というよりも、「そもそも無理がない設計にする」という考え方に近いです。
たとえば、私はネット回線を手放して楽天モバイルだけの生活に切り替えました。
これは「節約しよう」と思って決めたわけではなく、「ゲームをやめて、重い通信環境が不要になった」ことがきっかけです。
使わなくなったものにお金を払わない──それだけで自然と月に5,000円以上の出費が減りました。
モノに合わせた暮らしからの脱却
また、家具も最小限にしたことで、広い部屋が必要なくなり、家賃も抑えられるようになりました。
このあたりの考え方は、別記事「家具を持たない暮らし|“めんどくさい”から始めたミニマルな最適化」でも詳しく紹介しています。
昔は「モノに合わせて部屋を選ぶ」暮らしでしたが、今は「暮らしに合わせて部屋を選ぶ」視点に変わったのです。
お金と時間の再設計
家具が減れば掃除や模様替えの手間も減ります。
時間とお金、両方の設計が一気に変わる──
これがミニマリズムの本当の強さだと実感しています。
「貯まる」のはお金だけじゃない
精神的な余裕の蓄積
お金が貯まるようになると、不思議と「それ以外」も貯まりはじめます。
たとえば、精神的な余裕。
持ち物が減ると、管理の手間も減り、部屋も頭の中もスッキリしていきます。
「どこに何があるかわからない」「片付けないと」というストレスから解放されるだけで、かなりのエネルギーが節約されるのです。
判断力と行動力の回復
さらに、モノに振り回されなくなることで、判断力や行動力も取り戻せるようになります。
たとえば、以前の私は「どれを買おうか」「本当に必要か」「損しないか」など、買い物のたびに思考が止まっていました。
今では、「買う」か「買わない」かで迷う前に、「そもそも要るか?」の時点で止められるようになったんです。
この思考のクリアさは、日常のあらゆる場面に波及していきます。
迷う時間が減ることで、時間にも余白が生まれ、結果として「考える力」や「動ける力」も貯まっていく。
投資的視点の芽生え|「選べる私」を育てるお金の使い方
そして、自然と投資的な視点も身についてきました。
単なる節約ではなく、「これは未来の自分にとって価値があるか?」という問いが習慣になっていったのです。
たとえば、私はサプリや歯科健診にはしっかりお金をかけるようになりました。
また、NISAを通して未来への投資も始めています。
これは“節約で我慢した分のご褒美”というよりも、「選べる私になる」ための自己投資として、前向きに取り組めている感覚です。
おわりに
「節約しなきゃ」と頑張らなくても、自然とお金が貯まる。
そんな感覚を、私は“モノを減らす暮らし”の中で手に入れました。
ムダ遣いをやめようと意気込んだわけではありません。
ただ、「もう、これは要らないな」と思えるようになっただけ。
モノを減らすことは、自分の価値観と向き合い、生活の設計図を描き直す作業だったのです。
結果として、支出は最適化され、精神的な余裕が生まれました。
その余白が、FIREや副業といった未来への選択肢を意識するきっかけにもなっています。
「なぜかお金が貯まらない」「節約が続かない」と感じている人こそ、
“何を持つか”ではなく“何を持たないか”から見直してみると、新しい扉が開くかもしれません。
まずは、今の出費の中から「もう必要ないかも」と思えるものを1つ探してみてください。
無理なく、今日からはじめられる“未来を変える一歩”になるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
- ミニマリストって、食費も削るんですか?
-
私は自炊が苦手なので、実は食費はそこまで安くありません。
ただ、プロテインやサプリで栄養バランスを整えることにはお金をかけています。
この記事でお伝えしているのは、「何でも削る」という話ではなく、
“もう必要ない支出”に気づいて、無理なく暮らしを再設計するという考え方です。
- 節約とは何が違うの?
-
私が実践しているのは「使わない設計にすること」です。
たとえば、ゲームをやめたことで光回線が不要になり、自然と固定費が消えました。
“使わない理由がある支出”を見直すだけで、生活はずいぶん軽くなります。
- それって“ミニマリスト”って名乗らなきゃいけないんですか?
-
いいえ、名乗る必要はまったくありません。
この記事でお伝えしているのは、「持ち物や支出を“設計しなおす”ことで、暮らしが楽になる」という話です。
ミニマリストかどうかは重要ではなく、あなたにとって無理のない生き方かどうかが本質です。
- INFJ(HSP気質)じゃないとできないことですか?
-
そんなことはありません。
私はINFJとして「外部からの情報に疲れやすい」「本質を重視する」特性がありますが、
誰にとっても“自分の基準で持つ・持たないを決める”ことは再現可能です。
この記事ではINFJ視点から語っていますが、「要らないものに囲まれずにいたい」と思った方なら、どのタイプでも取り入れられます。
- 最初に何から見直すのがいいですか?
-
まずは「なんとなく使ってるお金」を1つだけ見つけてみてください。
たとえば、使っていないサブスクや、義務的に続けている買い物など。
最初の1つを手放せると、その後の“選ぶ基準”が一気にクリアになります。
完璧にやろうとせず、「やめても困らない1つ」から始めるのがおすすめです。
- モノを減らしたら孤独になりませんか?
-
減らす過程で「埋め合わせだったもの」に気づいて寂しさを感じることもあります。
でもそれは、自分の本音と向き合い始めた証拠でもあります。
私の場合、「グッズやゲームがないと空虚かも」と不安に思った時期がありましたが、
その後は逆に「なくても平気な私」に驚いて、自信になったんです。









